ケースメソッド I I (2023年度開講、2024年度は開講しない予定)

開講学年:3〜4年
前期 月曜日 4限 2単位

授業題目:人間の行動解析やアンケート(質問紙)調査を利用したフィールドワーク。今年度は、おもに動物園、水族館、またはその他の展示施設においてフィールドワークを行う予定である。

授業の到達目標
人間の行動に関する知識を習得するとともに、フィールドワークやアンケート(質問紙)の方法論を身につけることができる。また合わせて、動物園、水族館、またはその他の展示施設を取り巻く状況を理解することを通して、自然環境の保全やこうした施設が抱える問題についての理解を深めることができる。思考・判断、技能・表現

授業内容
フィールドワークやアンケート(質問紙)調査の方法論を学ぶとともに、この方法を用いて人間の行動を解析し、人間に対する理解を深める。また合わせて、動物園や水族館を取り巻く状況を理解することを通して、自然環境の保全に関わる問題についての理解を深める。授業では、まず、行動観察やアンケート(質問紙)調査などのフィールドワークの方法論や観察結果のまとめ方、さらには結果のプレゼンテーション方法についての講義を行う。その上で、個別・具体的な課題を設定し、実際に動物園または水族館で人間の観察やアンケート(質問紙)調査といったフィールドワークを行い、その結果を分析の上、口頭でプレゼンテーションする。

授業計画
1〜2.人間の行動特性について、3〜4.行動観察やアンケート(質問紙)調査、フィールドワークの方法論について、5〜7.予備調査の概要の解説と予備調査の実施、8〜10.予備調査の結果の解析、11〜14.本格調査の計画の立案、実施(フィールドワーク)、結果の解析、および調査結果の口頭によるプレゼンテーション、15.まとめ

授業の進め方
最初の数回は講義形式で行う。その後全員で行動観察やアンケート(質問紙)調査という手法の予備調査、本格調査といった学外でのフィールドワークを行い、得られた資料を分析し、口頭でプレゼンテーションするという形式で進める。

評価方法:レポート試験の成績(60%)と受講態度(40%)。レポートについては、一貫した論理に基づいて書かれているかどうかを評価の観点とする。受講態度については、プレゼンテーションの内容や討論における受け答えを評価の観点とする。

事前・事後学修
事前に身の回りの人たちの行動を注意深く観察しておくと本格調査の際の課題が見つけやすくなる(30分)。さらに、事後に、この講義で学んだ方法論を整理することで、卒業論文作成などに役立てることができるようになる(15分)。

履修上の注意
【隔年開講(2024年度は開講しない)】
ケースメソッドIと隔年で交互に開講する。すなわちこのケースメソッドIIは、2023年度は開講するが、2024年度は開講しない予定なので、ケースメソッドIIの受講を希望する学生は2023年度に受講しておくこと。なお授業の一環として、授業時間以外、おもに土日に調査を行う予定があるので、こうした調査に参加できる学生のみ受講していただきたい。

担当教員メッセージ
野外での観察に興味のある人や、日常的な人間行動に関心を持っている人の受講を求めます。

キーワード:人間行動、フィールドワーク、動物園、水族館、展示施設

教科書:教科書は使用しない。

参考書:指定しない。授業の進み具合に応じて適宜指示する。

ケースメソッド II には講義資料はありません。
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