人類学
開講学年:1〜4年
前期 水曜日 4限 2単位
授業テーマ:人間(人類)の生物学的理解
授業の到達目標
人類の進化について知るとともに、人類の生物学的特徴を理解する。
授業内容
この講義では、人類の生物的特徴のいくつかを、生物として逃れようのない進化という観点から講義する。具体的には、人類の形態的進化についての紹介や直立二足歩行の獲得をめぐるいくつかの仮説の妥当性の検討、さらには、狩猟・肉食行動、道具使用など人類に見られるいくつかの特徴の起源と進化についての解説を行う。
授業計画
1.自然人類学とは、2.人間の系統的位置づけ、3.霊長類の進化、4.真猿類の出現、5.類人猿の出現、6.人類の出現、7.ホモ属の出現、8.原人の登場、9.ヒトの登場、10.人類進化の理論T:狩猟仮説と採集仮説、11.人類進化の理論U:エネルギー効率仮説、12.狩猟・肉食行動の進化T:類人猿の狩猟・肉食行動、13.狩猟・肉食行動の進化U:進化の道すじ、14.道具使用行動の進化、15.言語の進化、まとめ
授業の進め方
板書を中心とした通常の講義形式で行う。また必要に応じてビデオやスライド、ホームページ等の映像資料も用いる。
評価方法:レポートあるいは筆記の形式で行う定期試験の成績(100%)。いずれの場合でも、与えられた課題を理解しているかどうか、そして論理的に書かれているかどうかを評価の観点とする。
事前・事後学修
授業終了後にノートを読み返し、その回の内容を整理しておくこと(15分)。授業の前に前回の内容を確認し、授業に臨むこと(10分)。
担当教員メッセージ
私たち人類は、どのように進化して、今ここにいるのでしょう? この講義を受講することで、人類のたどってきた歩みを知り、それが自分自身を見つめ直すきっかけになってくれればと思います。
キーワード人類、進化、形態、道具使用、狩猟
教科書:教科書は使用しない。
参考書:片山一道・五百部裕他・『人間史をたどる:自然人類学入門』・朝倉書店
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