卒論事前ゼミ(卒論事前指導ゼミ)

開講学年:3年

後期 水曜日 2限 1単位

授業テーマ:卒業論文作成に必要な知識や技能を身につける。

授業の到達目標
卒業論文作成に必要な知識や技能を身につけることを目標とする。具体的には、卒業論文作成に必要な情報やデータの収集方法、統計学的解析を含む情報やデータの分析方法、分析結果を図や表によって表現する方法、そしてこれらを文章としてまとめていく方法などを習得する。知識・理解、思考・判断、態度・志向性、技能・表現

授業内容
卒業論文作成に必要な知識や技能、具体的には、情報やデータの収集方法、統計学的解析を含む情報やデータの分析方法、分析結果を図や表によって表現する方法、そしてこれらを文章としてまとめていく方法などについて講義するとともに、その講義を受けて、学生自らがこうした方法・技術を実践する。

授業計画
1.卒業論文とは、2.論文の構成、3.論文作成のポイント、4.論文の書き方、5.質問紙の作成方法、6.質問紙作成の実践、7.作成した質問紙のチェック、8.観察の方法、9.観察計画の立案、10.観察計画の実践、11.データの分析(Excelによる集計)、12.統計学的解析1(χ2検定)、13.統計学的解析2(t検定)、14.卒論計画の発表、15.卒論計画の発表とまとめ

授業の進め方
卒業論文作成に必要な知識や技能について講義形式で教授するとともに、それぞれの技能を実践する。その上で、卒論計画を口頭発表するとともに、レポートとしてまとめる。

課題に対するフィードバック
学生の発表や授業中の質問に対するコメントという形でフィードバックを行う。

評価方法:レポート試験の成績(50%)と口頭発表の内容や討論への参加状況、受講態度(50%)。レポートについては、一貫した論理に基づいて卒論の研究計画が書かれているかどうかを評価の観点とする。受講態度については、口頭発表の内容や各種の実践における成果を評価の観点とする。

事前・事後学修
卒業論文の作成にあたっては、自分自身でしっかりとした計画を立案し、実行することが大切である。そのためには、事前に、自分が作成しようとする主題に関連した講義を履修しておき、かつ関連した内容の書籍や論文にも目を通すことが必要である(30分)。また授業中に指摘された問題点を授業後に修正し、卒業論文作成に活かすことも必要になってくる(30分)。そこで卒論事前指導ゼミの段階から、こうした点を実践する。

担当教員メッセージ
この科目は、「生/性の多様性」「人間の多様性」「認知と行動」の三つのモジュールに対応している。卒業論文の作成にあたっては、観察やアンケート(質問紙)調査といった方法によって自ら資料を収集する研究を行うことを強く求める。すなわち、原則として文献研究(本や論文、インターネット等からのみ資料を収集する研究)は認めない。そこで卒論指導ゼミにおいて、資料収集や分析の方法、そのまとめ方などを習得し、スムーズに卒業論文が作成できるようになって欲しい。

キーワード:卒業論文、作成方法、データ収集法、データの分析方法、統計学的解析

教科書:教科書は指定しない。

参考書:指定しない。必要となる参考書はその都度示す。

卒論事前ゼミには講義資料はありません
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