人間の歴史

開講学年:2〜3年
後期 木曜日 2限 2単位

授業テーマ:ホモ属の出現以降、日本人の成立までの人類史・人間史をたどる

授業の到達目標
自然人類学の基本を学び、人類進化と日本人の起源論についての最近の研究成果について把握する。化石・DNA・石器など、さまざま情報から合理的な推論を導く思考方法や態度を学ぶ。知識・理解、態度・志向性

授業内容
アフリカで誕生したヒトはどのように世界に広がり、なぜ地球上のさまざまな環境で生活することができるようになったのか。それを可能にすることができたのは、どのような理由によるのか。そして、ヒトはいつ日本列島にたどり着き、日本列島に定着した最初の人々と現代の日本人とはどのような関係なのか。自然人類学の最新の知見に基づくヒトの進化と日本人の起源について学びます。

授業計画
1.はじめに、2.人間とは何か、3.ホモ属の登場、4.原人、5.ヒトの登場、6.ヒトはなぜ助け合うのか1(映像視聴)、7.ヒトはなぜ助け合うのか2(解説)、8.グレートジャーニー1(映像視聴)、9.グレートジャーニー2(解説)、10.農耕の起源1(映像視聴)、11.農耕の起源2(解説)、12.貨幣の誕生1(映像視聴)、13.貨幣の誕生2(解説)、14.日本人の起源1(考古学的証拠)、15.日本人の起源2(人類化石)とまとめ

授業の進め方
板書を中心とした通常の講義形式で行う。また必要に応じてビデオやスライド、ホームページ等の映像資料も用いる。

課題に対するフィードバック
授業中に提出してもらうコメントに対し、次回の授業の際に口頭でコメントを返す。

評価方法:レポートあるいは筆記の形式で行う定期試験の成績(80%)と数回行う小レポートの内容(20%)。いずれも、与えられた課題を理解しているかどうか、そして論理的に書かれているかどうかを評価の観点とする。

事前・事後学修
授業終了後にノートを読み返し、その回の内容を整理しておくこと(15分)。授業の前に前回の内容を確認し、授業に臨むこと(10分)。

担当教員メッセージ
新しい化石の発見やDNAの解読によって、現代人のたどってきた歴史のイメージは少しずつ変わってきています。そのような新しい内容を取り入れて、できるだけ分りやすく説明します。

履修上の注意
教養教育科目の人類学を受講しておくことが望ましい。

キーワード:自然人類学、現代人(新人)、日本人の成立

教科書:教科書は使用しない。

参考書:指定しない。必要となる参考書はその都度示す。

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