生命科学と人間

開講学年:2・3年
前期 木曜日 2限 2単位

授業テーマ:食の安全を考える

授業の到達目標
この講義では、人間が生きていく上で欠かすことができない「食べる」という行為と科学技術や社会環境との関わりについて学ぶことで、「食」に関わる自分自身の生活のあり方を見直すことができる。知識・理解、態度・志向性。

授業内容
この講義では、人間が生きていく上で欠かすことができない「食べる」という行為と生命科学の最新技術や社会環境とのかかわりについて学ぶ。具体的には、遺伝子組換え食品、体細胞クローン、ファストフードが抱える問題、BSE問題、食糧自給ならびに食糧輸出国の現状、食品廃棄物といったテーマを取り上げ、こうした問題が私たちの生活とどのような関わりを持っているかを考える。

授業計画
1.食の安全を考えるとは、2.遺伝子組換えとは、3.遺伝子組換え食品、4.遺伝子組換えの問題点、5.体細胞クローンとは、6.体細胞クローン技術の食品への応用、7.体細胞クローン技術の問題点、8.ファストフードの問題(1):現状、 9.ファストフードの問題(2):対策、10.BSE問題の原因と現状、11.BSE問題の対策、12.食糧自給の現状、13.食糧輸出国の現状、14.食品廃棄物、15.まとめ

授業の進め方
板書を中心とした通常の講義形式で行う。また必要に応じてビデオやスライド、ホームページ等の映像資料も用いる。

課題に対するフィードバック
学生の感想シートや授業中の質問に対するコメントという形でフィードバックを行う。

評価方法:レポートあるいは筆記の形式で行う定期試験の成績(100%)。いずれの場合でも、与えられた課題を理解しているかどうか、そして論理的に書かれているかどうかを評価の観点とする。

事前・事後学修
授業終了後にノートを読み返し、その回の内容を整理しておくこと(15分)。授業の前に前回の内容を確認し、授業に臨むこと(10分)。

担当教員メッセージ
科学技術の進歩により、私たちはさまざまな食品を安く、安定的に手に入れることが可能になりました。しかし一方で、こうした状況が私たちの健康や安全を脅かす可能性も生まれてきました。この講義を受講することが、身の回りの食品について思いを巡らせるきっかけになってくれればと考えています。

キーワード:食、安全、科学技術、生命科学

教科書:使用しない。

参考書:指定しない。必要となる参考書はその都度示す。

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