卒業論文

開講学年:4年
通年 木曜日 3限 8単位

授業テーマ:環境問題、生命科学、進化、行動などを主題とする卒業論文作成の指導を行う

授業の到達目標
環境問題、生命科学、進化、行動などを主題とする卒業論文を作成することができる。知識・理解、思考・判断、態度・志向性、技能・表現。

授業内容
環境問題、生命科学、進化、行動などについて、自分の興味や関心を出発点として具体的な主題を設定し、その主題について調べ、考察し、卒業論文を作成する。具体的には以下のような主題が考えられる。1)大気中の二酸化炭素の増加による地球の温暖化などの地球的規模での環境問題や、熱帯林の消滅といった自然保護に関わる問題、あるいはゴミ問題といった身近な環境問題など、2)自然環境の保護と関連して、動物園や水族館に関わる問題、3)遺伝子組換え食品やクローン作成、臓器移植、環境ホルモンなどの生命科学に関係する問題、4)性差や社会関係、心、さらには道具使用行動や言語使用など、人間に見られる諸特徴の進化的理解、5)人間の日常的な行動や意識に関する問題など。こうした主題の中から、学生個人の関心に基づき、より具体的なテーマを設定し卒業論文を作成していく。

授業計画
1〜15.全員参加の卒業論文ゼミを適宜行う。16〜30.個人面談を中心に進めていく。

授業の進め方
卒業論文ゼミでは、学生の発表とそれに対する学生や教員の批評といった形式で授業を展開する。個人面談は、卒業論文の作成経過の報告とそれに対する教員のアドバイスといった形式で行う。

評価方法:提出された卒業論文の内容をもとに評価する(100%)。誤りのない日本語で書かれ、自分で設定した主題について一貫した論理に基づいているかどうかを評価の観点とする。

事前・事後学修
卒業論文の作成にあたっては、自分自身でしっかりとした計画を立案し、実行することが大切である。そのためには、事前に、自分が作成しようとする主題に関連した講義を履修しておき、かつ関連した内容の書籍や論文にも目を通すことが必要である(1時間)。また授業中に指摘された問題点を授業後に修正し、卒業論文作成に活かすことも必要になってくる(1時間)。

担当教員メッセージ
環境問題、生命科学、進化、行動のいずれかをキーワードとし、これらの自然科学的理解を中心とした卒業論文を作成したいと考える学生を受け入れる。観察やアンケート(質問紙)調査といった方法によって、卒業論文作成のための資料を自ら収集する研究を行うことを強く求める。原則として文献研究(本や論文、インターネット等からのみ資料を収集する研究)は認めない。

キーワード:環境問題、生命科学、進化、行動

教科書:教科書は使用しない。

参考書:指定しない。必要となる参考書はその都度示す。

卒業論文には講義資料はありません。
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