阿部研究室について

 毎年、10名前後のプレゼミ生(3年生後期)とゼミ生(4年生)の約20名+指導教員1名で構成されます。なるべく3年生と4年生が仲良くできるように、プレゼミ歓迎会、忘年会、卒論や卒業設計の手伝い、さよなら会といった機会を設けています。また、就活支援の一環としてOGとの交流の機会も増やしています。

  H24年度は年度途中から阿部が休職を頂いたために、本当に申し訳なかったのですが、卒論生のみなさんには卒業研究のテーマに沿って、他の研究室に移籍して頂きました。プレゼミも開講できなかったため、H25年度は阿部研究室には卒論生がおらず、卒業研究の中間発表もありませんでした。一度、伝統というか継続が途切れてしまい、せっかく育ってきた研究室のカラーも少しわかりにくくなってしまったように思ったので、その当時、研究室OGからの阿部研志望のみなさんへメッセージを頂いて、研究室の雰囲気をつかんでもらえるよう、本ウェブサイトに掲載することにしました。

 必ず参加してほしい研究室の年間行事は以下のものです。これら以外にOG交流会や調査など研究室単位での活動が適宜入ります。これらの活動は視野を広げるチャンスですので、どのイベントにも積極的に参加して下さい。

9月 :プレゼミ配属

10月 :プレゼミ歓迎会

12月  : 忘年会

3月    : さよなら会

5月    : 遠足など懇親的イベント

8月    : 日本建築学会大会参加旅行(行き先は大会開催地なので毎年変わります)

 

 卒業研究について

【研究テーマ】

  研究テーマは各自、論文、設計、制作、企画の4つのカテゴリーのなかで自由に設定できます。まず、ゼミ生の自発的なテーマ設定を尊重しますが、阿部個人の研究テーマ(『研究領域』をご参照下さい)にそった研究を選ぶことも大歓迎です。その場合は、学会発表や調査に同行し、卒業研究の枠組みを超えた大きな成果を一緒に目指します。先輩の研究を発展させるために引き継ぐことも可能です。過去の卒業研究は阿部研究室(生活科学部6F611室)でいつでも本論を閲覧することができます。

 阿部研究室はインテリア分野に所属しますが、設計でも論文でも、毎年、何人か建築分野で卒業研究を発表しています。アパレル分野を専攻してきた学生さんを受け入れたことはまだありませんが、「アパレルで学んだことをインテリア寄りで実現したいことがある!」など、やる気にあふれた方なら、アパレル専攻の学生さんも喜んで受け入れます。

  「何がやりたいかわかりません...」というタイプの方は困ります。卒業研究として1年以上かけて取り組むのにふさわしいテーマかどうかは事前にしっかり議論しなければなりませんが、自力でやりたいことを複数具体的に提案できないと、指導のしようも進めようもありません。初めての卒業研究で難しく思われるかもしれませんが、まずは「こんなことをやってみたいのですが、どうでしょうか?」という姿勢で臨んで下さい。そこまで自力で来れたら、形になるようにしっかり指導します。

 「阿部研究室を志望しているけれど不安がある...」という方は事前にメールでアポをとって、お気軽にご相談下さい。

 

【研究成果の公開】

 どんなに小さくても何か社会の役に立つ発見となるような研究にしたいと思います。よって、全ての卒業研究の成果はさまざまな学会への論文の投稿や設計競技への参加などによって、外部へ必ず公開するようにしたいと考えています。卒業研究の梗概はウェブサイトに掲載していきます。

 

【共同か単独か】

  テーマによって、共同か単独か、どちらがより大きな成果が得られそうか検討します。共同研究では、共同研究者との分業や調整が必要で、成果も単独より豊かなものが求められますので、単なるなかよしさん同士の共同作業でなく、むしろより大変な枠組みとなります。社会人になれば、必ず様々な人と一緒に仕事をします。そのときに必要なコミュニケーション能力を磨くために、共同研究はよい経験となると思います。

 

【設計】

  設計もしくは制作で卒業研究を行う場合、プレゼミから4年生の夏まで最低2つの設計競技に参加してもらいます。これは締め切りに合わせて作業スケジュールをたて、完成させる、というプロセスに慣れるため、そしてプレゼン技術の向上のために義務付けています。どの設計競技に参加するかは基本的に自由ですが、卒業研究の内容によってはゼミ生と相談のうえ、特定の設計競技を指定することもあります。これも単独・共同、両方の可能性があります。いずれにせよ、入賞するつもりでがんばって頂きます。

Copyright © Junko ABE-KUDO, All rights reserved