演習T:質問紙法および文献講読の習得


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■授業計画:

ダウンロード用データ@ ダウンロード用データA
1.

授業目的・質問紙作成手順の説明
各自興味分野の自己紹介・グループ分け
テーマ模索・作成する質問紙(A)の検討
関連させる尺度(B)を何にするか吟味

既存尺度(参考資料)
各グループで独自に探してもよい
2. 図書館ガイダンス(文献検索方法)
グループ活動:質問紙(A)の定義・下位構造・質問項目を考える
3. グループ活動:質問紙(A)の定義・下位構造・質問項目を考える
質問紙(B)の決定、仮説検討
4. グループミニ発表準備
 *パソコンルーム(5-112)にて
5. グループミニ発表
6. 質問紙作成
 *パソコンルーム(5-112)にて
ランダマイズ練習版
 ※既存尺度は指示通りに項目を並べる。
5件法デモ版

4件法デモ版
7. 質問紙の完成・印刷
依頼可能な講義を見つける
 *パソコンルーム(5-112)にて
フェイスシートデモ版
※調査目的、依頼の仕方の表現、氏名などは各グループによって変更する。 
依頼文デモ版
※各グループの調査内容に合わせて変更し、A4一枚にまとめる。依頼前に担当教員(安立)に見せる。
8. 質問紙の完成・印刷・質問紙実施の予備期間
(時間的余裕があればミニ文献発表
教示文簡易バージョンデモ版
※各グループの調査内容に合わせて変更する。実際の教示の長さや回収の手続き等は、依頼した先生に従う。


実施届:事務課からもらう。依頼する先生から捺印をもらい、アンケート用紙一部添付し、実施1週間前までに事務室へ提出。

9. データ入力
逆転項目の修正
 *パソコンルーム(5-112)にて

逆転項目修正の練習版
※6件法のデータ10人分です。A3rとA8rをレジュメに沿って逆転させてみましょう。6件法なので、修正の数式は、「=7-●」となります。

10. データ分析@:記述統計量の算出・項目分析
*パソコンルーム(5-112)にて
11. データ分析A:因子分析
 *パソコンルーム(5-112)にて
12. データ分析B:信頼性分析・相関係数の算出
 *パソコンルーム(5-112)にて
13. データ分析C・報告書の作成
 *パソコンルーム(5-112)にて
14. グループ発表
 *演習室にて
15. 報告書の修正
 *パソコンルーム(5-112)にて
<参考資料>
複数の変数を組み合わせて新しいグループを作る方法(シンタックスに入力するやり方)
数値の範囲を指定して群分けする方法
<参考資料>
因子分析の表をエクセルで作る場合の一例

■授業内容目標:
質問紙法の基礎を体験的に学ぶ。
また、心理臨床に関する文献検索・講読・発表を通して意見交換する中で各自の問題意識を見つけ、研究につなげる契機とする。

■内容:
質問紙作成と調査後、データを分析・考察する。
各グループのテーマに沿った文献収集と発表を通して、文献講読の仕方とディスカッションの姿勢を習得する。
文献講読については、大学生を調査対象にすることを考えているため、青年期の心理臨床に関する領域を想定している。

■履修上の注意:
グループ活動で作業を進めるため、積極的に作業に取り組む姿勢、指示された作業をこなす姿勢が必要とされる。
無断欠席は他の受講生の迷惑となるため慎むこと。
文献講読は予習が必要である。
データの保存と共有が必要なため、各自がUSBメモリを用意すること。

■授業方法:
初回にグループ分けを行なう。
グループ活動によってテーマ決定と質問紙作成と配布、調査の実施を行なう。
得られたデータを分析・考察する。
随時発表を取り入れる。

■評価方法:
グループ活動の様子、発表内容、ディスカッションの態度から、総合的に評価する。

■テキスト:
小塩真司『心理学基礎演習Vol.2 質問紙調査の手順』ナカニシヤ出版

■参考書:
小塩真司『研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析』東京図書
小塩真司『SPSSとAmosによる心理・調査データ解析』東京図書
酒井麻衣子『SPSS完全活用法 データの入力と加工 第2版』東京図書