ここは,ずいぶんきまじめな雰囲気.私の本気の世界なので.
研究世界の構成要素|既刊著書|最近の学術論文|学術機関リポジトリ|
1.読み物リスト |
学術論文よりは軽い内容の一般向けの原稿をネットで初出します.平易で明快な表現をめざして原稿は今後も随時改訂していきます.web上では長文は読みにくいので,ダウンロードしてもらった方がいいかも.
心理的距離からみた恋愛現象 | 純粋な書き下ろし.論文ではなくエッセイ.私の心理的距離モデルで「恋愛」を分析してみようと試みているが,正直言って難渋している(経験不足のため?). |
対人心理的距離のモデル化(論文) | 上記の理論的基礎。これが私の研究のコア部分。 |
防災行動と情報収集 | 人間研究センター原稿を転載。地震災害と気象災害を防ぐために、どのような情報をどのような方法で、事前にあるいは最中に収集するかという講演をまとめたもの。情報の受信者側の感情的・認知的特性の問題を追加した。ただし紹介した情報サービスやリンクは2012年当時のものなので、今では古くなっている。 |
武家礼法の身体観 | 人間研究センター原稿を転載。総集編。武家礼法における姿勢から諸動作に至る意味を語り、その身体観を探る。 pdf |
手の作法 | 人間研究センター原稿を転載。作法によって拡大される手(上肢)の可能性. pdf |
腰の作法 | 人間研究センター原稿を転載。武家礼法は腰をどのように扱ってきたのか。意外なことに… pdf |
日本人の歩き方 | 人間研究センター原稿を転載。小笠原流礼法の視点から日本人の歩行姿勢の特徴を批評し、礼法の歩行と「ナンバ」との違いに言及. pdf |
「電車男」と一次元他者 | 相談室報原稿を転載。ベストセラー「電車男」が証明した2ちゃんねるの力。今では古い。 |
相談室報原稿を転載。医学的人間論の陥穽を指摘。 | |
私とあなたの心理的距離 |
一般の方向けに読み方をご案内します。まず序章では社会心理学についての部分(レヴィン論)は読み飛ばしてください。 1−3章が私の心理的距離モデルの基本なので、ここさえ読んでいただければ充分です。内容的にも他の章よりはわかりやすいと思います。今までの心理学では表現できなかった対人関係上の心の機微を論理的に記述するのがここで呈示したモデルの目的です。 4章と8,9章は自分が読み返しても読みづらいので、飛ばして、次は最後の10章に行ってください。これは存在論的・他者論的ロボット論で、いまはやりのペット型ロボットについての、エンジニア側でなくユーザー側(ドラえもんに対するのび太)の視点のロボット論です。「ペット型ロボットの癒し効果」などというあいまいで非学問的な発想に対する批判でもあります。ビジネスマンにとっては製品開発の視点へつながるかもしれません。 そしてその論に至った視点(=現象学的存在論)に興味がもてれば、6ー9章に戻ってみてください。4章は社会心理学的心理的距離論の概観、5章は私のモデルよりも精緻な精神医学的心理的距離論なので、その分野に関心がなければ不要です。 |
2.私の研究世界の構成要素 |
一応本筋は心理学ではあるけど、もともと心理学専攻でなかったこともあり、また他分野への関心もあって、構成要素は以下のように複数です。
現象学 |
私の心理学研究の基本的態度。きちんとフッサールに準拠しており、ビンスワンガーなどとは無関係。既存の研究パラダイムの延長上に無批判に自分を置かず,生活世界での「実感」を原点とし,その実感している対象の構造を虚心に分析する。ただし非学問的で素朴な実感を盲信はしない。私にとって学問とは結局は「自己分析」である。 |
心理的距離論 |
対人関係の基底次元が「心理的距離」だと思う.愛も無関心もこの次元の問題だ.私が社会心理学をやるからには,対人関係の本質といえる現象を探求したい.心理的距離の体験の上に、さまざまな感情体験がくる。感情もきちんと扱いたい。 |
マルチメディア論 |
マクルーハンの歴史的メディア論(視覚と聴覚の対立)に準拠するも,現代ではマルチメディア(視覚と聴覚の統合・使い分け)という視点に立つべき.人間の活動の半分は情報処理である(残りはエネルギー代謝).情報は社会的記号だけでなく,生得的信号や意味化できないさまざまな知覚刺激を含む.「情報」という視点こそが「知性=言語」という誤まった知性観(たとえば↓の記号論に内在)を克服することができる. |
記号論 |
意味作用の分析ツールとして期待したが,バルトが指摘したように,ソシュール言語学に準拠する限り,言語還元主義という限界を越えることができない.21世紀に本格化するマルチメディア論に吸収されるべき.でも↓の作法学には使える。 |
作法学 |
作法とは他者との対話であるばかりでなく,自分の身体との対話であり,モノとの対話であり,世界との対話である.私が作った「作法学」は、作法という行動の規範的意味体系(構造)を記号論的に分析する.それは現行の「作法」(有無を言わさず強制するもの)に対する正当な批判的視点を提供するだろう.だから無批判な記述に徹する歴史民俗学的視点とは相容れない。 |
気象学 |
もともと一番好きな分野は地球科学だった。気象学という実際的自然科学を学ぶことで、観測・測定というものがいかに精密で多元的であるべきかを実感。気象学からみれば、心理学のアンケートによる「測定」なんて子供だましだな。気象というカオスの世界に果敢に挑んでいる姿も頼もしい。 |
3.既刊著書 |
リンクの貼ってある書名は簡単な解説のページ に行きます。私の手元にはありません。
書名 |
分野 |
出版社 |
発行年 |
税込価格 |
|
私とあなたの心理的距離 |
心理 |
単著 |
青山社 |
2005 |
3000 |
作法学の誕生 |
作法 |
単著 |
春風社 |
2004 |
2940 |
小笠原流日常動作法 |
作法 |
単著 |
三恵社←同下 |
2003 |
1800 |
小笠原流礼書抄説 |
作法 |
単著 |
三恵社;講習用テキストなので販売はしません |
2003 |
1800 |
いじめ |
心理 |
共著 |
開隆堂出版 |
2003 |
|
私の知らない私 |
心理 |
共著 |
培風館 | 1999 |
|
心理 |
共著 |
福村出版 |
1997 |
|
|
情報 |
共著 |
文化書房博文社 |
1996 |
2472 |
|
心理 |
共著 |
ミネルヴァ書房 |
1996 |
2575 |
|
社会科学と人間 |
情報 |
共著 |
成文堂 |
1995 |
|
4. 最近の学術論文 |
なにしろ学術論文なので,専門以外の方にはつらいかも.リンクしているタイトルは,全文閲覧できます(PDF:ただしAcrobat8.0以降に対応).クリックするとダウンロードされます。 ただし「リポジトリ)とあるのは、椙山学術機関リポジトリの画面に移動してそこからダウンロードしてもらいます。
発行年 | 表題 |
掲載誌 |
ページ | 分野 |
内容 |
2018 | 四重過程モデルにおける自己の多層性:マインドフルネス瞑想の心理学モデルとして |
椙山女学園大学研究論集・人文科学篇49号 | 173-187 | 心理 | 既存の二重過程モデルを拡張した四重過程モデルを、自己の多層性という視点で論じ、特にシステム2の再帰的認知とシステム3のメタ認知との違いを、前者は主我・客我の分立、後者は安永の自我図式モデルにおける現象学的自極と自我との分立として区別した。さらにシステム3の経験であるマインドフルネスをこのメタ認知モデルによって説明した。 |
2018 | 日進キャンパスにおける気象観測報告 | 椙山女学園大学人間関係学研究16号 | 93-105 | 気象 | 2016年10月から2107年9月までの1年間の日進キャンパスにおける気象観測データ(気温、露点温度、気圧、降水量、風速・風向、日射量、UVindex、体感温度など)の月平均および毎正時平均値から、当地の気象の特徴を描出した。またその期間の極値(最高気温、最大風速など)事例も紹介した。その中でも観測例が少ないUVindexが8月に最大値を示すことなど、情報的価値があると思われる。 |
2017 | 小笠原流礼書による作法体分析:『三議一統』系のテキストから |
椙山女学園大学研究論集・人文科学篇48号 | 89-100 | 作法 | 室町時代に成立した小笠原流礼法という歴史的作法体が内包する価値観を探るため、この作法体の基本テキストである『三議一統』およびその改訂版といえる伝小笠原政康著『当家弓法大双紙』のテキストから、作法学の手法を用いて、「弓法」「躾」などの作法体概念を定義する原作法素を抽出した。その結果、この作法体は形式的な故実を無批判に墨守するのものではなく、事態に対する最適な調和した美しい所作に価値をおくことが示された。 |
2017 | 心理的距離尺度の両端:最遠域と最近域の現象学的意味 | 椙山女学園大学人間関係学研究15号 | 105-117 | 心理 | 心理的距離尺度の両端に位置づけられる自己とアカの他人について、それぞれが原点0と無限遠を構成するのか、いいかえれば距離対象としての自己は点にすぎないか、アカの他人への距離は不定価なのかを、通俗的な自明視を停止して体験を再構成する現象学的視点で考察した。その結果、最遠域では未知の同種他個体に対する原共同性の存在、最近域として自我境界周辺の距離空間の在りようが微視的に分析され、自己と他者の心的空間が比率尺度として詳細化された。 |
2016 | 心理的距離の照合モデル | 椙山女学園大学人間関係学研究14号 | 1-12 | 心理 | 存在論的に展開された心理的距離を尺度化するため、具体的な距離価を確定する変数をモデルから抽出するのが目的である。まず尺度化される心理的距離は共同性(自他の一体性)の逆数と定義され、表出層において体験されるものとした。そして表出行動が指示する距離価は、表出行動に付随して直感される「原表象」であるとし、この特定の距離価を明示的にもつ原表象が付随する表出行動としての(特定の間柄を指示する)有標行動を、間柄ごとに確定することで、マクロレベルの距離尺度化が可能であると示された。 |
2016 | システム0とシステム3:二重過程モデルを超えて | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇47号 | 63-80 | 心理 | システム1・システム2からなる「二重過程モデル」だけで心を説明するのではなく、無自覚的行動のシステム1を可能にする精神神経免疫学領域としてのシステム0と、そして時に妄想的となる思考活動であるシステム2を距離化する超越的思惟としての現象学・マインドフルネス瞑想としてのシステム3を加えることで、すなわち「心」をシステム0から3までの4つのサブシステムからなる上位システムとみなという、既存の心理学の枠を超える心のモデルを提案した。 |
2015 | 日進キャンパスは雨が多いか | 椙山女学園大学人間関係学研究13号 | 121-130 | 気象 | 本学日進キャンパス(日進市竹の山)と星が丘キャンパス(名古屋市千種区)の2008年における10分ごとの気象観測値を比較し、4kmしか離れていない両地でも、降水量・頻度、風向、有害紫外線量などに差があることを確認した。たとえば降水量は星が丘の方が多いが、降水頻度は日進の方が多かった。風向の差は星が丘の地形と設置環境によるもので、降水の差は風向の差に由来するものとみなせる。また大気汚染濃度の差が紫外線量の差に関係すると示唆された。 |
2015 | 心理的距離における能動表象 | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇46号 | 87-100 | 心理 | 心理的距離モデルにおける能動表象が当人にいかに体験されているか、すなわち距離対象への距離がどのように表象されているのかを、少数の体験者を例に、素朴な態度と現象学的態度による自由記述から探った。その結果、素朴な態度では距離対象の視覚表象と混同されるが、現象学的態度によって、距離対象への共同性に基づく情感が距離の値の根拠となっていることが示唆された。 |
2014 | 恐怖の現象学的心理学2:恐怖の二重構造 | 椙山女学園大学人間関係学研究12号 | 105-117 | 心理 | 恐怖感情には、認知の二重過程モデルに対応する、生得的な反応メカニズムの恐怖1と、習得的な危険認知に基づく恐怖2があり、さらにそれと危険の有無との対応関係から、「危険な恐怖」、「危険でない恐怖」、「恐がれない危険」が分れる。恐怖1は危険でない恐怖として娯楽化される一方、危険に正しく反応する恐怖2はその遅延性のために、「恐がれない危険」を招来する。危険回避という恐怖本来の機能を実現するために、恐怖1と恐怖2の連携の在り方を防災の視点から提案した。 |
2014 | 伝小笠原政康著『当家弓法大双紙 法量門下』(共著) | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇45号 | 17-29 | 作法 | 福岡県京都郡みやこ町立歴史民俗資料館所蔵の伝小笠原政康著『当家弓法大双紙』16巻のうちの巻三『法量門 下』を翻刻した。その多くの記述は、既存の『三議一統』に準拠しているため、翻刻部分には、既刊の『大諸礼集』(平凡社東洋文庫)における礼書の対応箇所を記した。 |
2013 | 伝小笠原政康著『当家弓法大双紙 法量門上』(共著) | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇44号 | 59-72 | 作法 | 福岡県京都郡みやこ町立歴史民俗資料館所蔵の伝小笠原政康著『当家弓法大双紙』16巻のうちの巻二『法量門 上』を翻刻した。その多くの記述は、既存の『三議一統』に準拠しているため、翻刻部分には、既刊の『大諸礼集』(平凡社東洋文庫)における礼書の対応箇所を記した。 |
2013 | 心理的距離の動態 | 椙山女学園大学人間関係学研究11号 | 69-80 | 心理 | 心理現象としての心理的距離(正確には対人心理的距離感)を変化させる力について考察した。その力はLewinの力学概念では誘意性に相当する。既述のズレやミゾを低減しようとする「構造的力」の他に、対人魅力に相当する「引力」と「斥力」、そして、共に在る時間と空間の効果におる「共在の力」が想定され、それぞれの力が作動する距離次元における性質について考察した。 |
2012 | 伝小笠原政康著『当家弓法大双紙 蹴鞠門・膳部門』(共著) | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇43号 | 47-59 | 作法 | 福岡県京都郡みやこ町立歴史民俗資料館所蔵の伝小笠原政康著『当家弓法大双紙』16巻のうちの巻十二『蹴鞠門』と巻十三『膳部門』を翻刻した。その多くの記述は、既存の『三議一統』に準拠しているため、翻刻部分には、既刊の『大諸礼集』(平凡社東洋文庫)における礼書の対応箇所を記した。 |
2012 | 心理的距離はどのような距離か | 椙山女学園大学人間関係学研究10号 | 55-65 | 心理 | 心理現象としての心理的距離(正確には対人心理的距離感)は距離としていかなる特徴があるのかを記述するため、位相空間論における距離概念と照合した。その結果、数学的距離の公理である非負性は該当するが、対象性と三画不等式は成立せず、非負性についても、絶対原点からの単位化を考えた場合、単位距離未満の自我空間においては負の距離体験も可能な現象が考えられた。 |
2011 | 中世ヨーロッパ作法書の通時態分析:テキストマイニング分析の試み(リポジトリ) | 椙山女学園大学人間関係学研究9号 | 59-76 | 作法 | 10-16世紀の中世ヨーロッパ作法書の邦訳5書から抽出した作法素をテキストデータとして、テキストマイニング分析を施した。13世紀までの3書と16世紀の2書との間に傾向の違いを図示することで、300年間における作法世界の分節化・拡大の様子を客観的に記述することができた。テキストマイニング分析の導入によって、研究者の主観的思い込みや少数例の過大評価を排除する効果が確認できた。 |
2011 | 伝小笠原政康著『当家弓法大双紙:殿中門・供奉門』(共著) | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇42号 | 35-50 | 作法 | 福岡県京都郡みやこ町立歴史民俗資料館所蔵の伝小笠原政康著『当家弓法大双紙』16巻のうちの巻六『殿中門』と巻七『供奉門』を翻刻した。その大半は、既存の『大双紙』すなわち伊勢流の宗五大草紙』に準拠している。 |
2010 | 感動のクオリア(リポジトリ) | 椙山女学園大学人間関係学研究8号 | 97-109 | 心理・哲学 | 感動という感情現象について、デカルトの「情念論」と本居宣長の「物のあわれ」論を軸に考察し、この感情が心理学で主題化されなかった理由を確認した。 |
2010 | 伝小笠原政康著『当家弓法大双紙:宮仕門上』(共著) | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇41号 | 39-51 | 作法 | 福岡県京都郡みやこ町立歴史民俗資料館所蔵の伝小笠原政康著『当家弓法大双紙』16巻に関して、解題および作者について考察し、このうち『宮仕門上』を翻刻した。本書は『三議一統』を改編したものと記されているため、翻刻部分には、既刊の『大諸礼集』(平凡社東洋文庫)における礼書の対応箇所を記した。 |
2009 | 悲しみのクオリア | 椙山女学園大学人間関係学研究7号 | 147-161 | 心理・哲学 | 悲しみという感情クオリアについて、意味構造的に探求し、心理学で通念化されている心的外傷・対象喪失への還元を批判し、心の痛み・憐憫としての悲しみに注目した。 |
2009 | 中世ヨーロッパ作法書の作法学的分析2 | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇40号 | 17-33 | 作法 | 16世紀ヨーロッパのエラスムスとデッラカーサの作法テキスト(翻訳)から、作法素を抽出し、作法学的に分析した。記述法が特殊なので読みづらいのはご容赦のほど。 |
2008 | 愛の現象学的心理学 | 椙山女学園大学人間関係学研究6号 | 67-79 | 心理・哲学 | 愛という感情について、生物学・心理学的知見を参考に、その感情構造を分析し、自己愛・対象愛を通底する「存在愛」こそ愛の本質的姿とした。 |
2008 | 中世ヨーロッパ作法書の作法学的分析1 | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇39号 | 57-86 | 作法 | 中世ヨーロッパのカトー、タンホイザー、リヴァらの作法テキスト(翻訳)から、作法素を抽出して、作法学的に分析し、その時代の作法の構造化を試みた。 |
2007 | 恐怖の現象学的心理学 | 椙山女学園大学人間関係学研究5号 | 113-129 | 心理・哲学 | 恐怖感情の通俗的理解を批判し、そのナマの体験と背後の本質に迫る試み。とりわけ「忌避されない恐怖」に着目し、恐怖の快感情的側面を抽出。 |
2007 | 星が丘キャンパスにおける紫外域日射の観測―東京の定点との比較 | 椙山女学園大学研究論集・自然科学篇38号 | 151-161 | 気象 | 名古屋星ケ丘の有害紫外線(UVindex)の変動を東京西日暮里の観測と比較して、緯度などの違いによるUVindexの地域差の存在を示した。 |
2006 | 都内定点におけるUV indexの年内・日内変動 | 椙山女学園大学研究論集・自然科学篇37号 | 109-125 | 気象 | 1年間10分ごとに測定した有害紫外線(UVindex)の変動を日射量の年変動との関係、天気によるUVindex量の違いなどを調べた。 |
2006 | 怒りの現象学的心理学 | 椙山女学園大学文化情報学部紀要5巻 | 71-84 | 心理・哲学 | 怒り感情を可能にするものは、自分が保持している「原規範」である。それをもとにさまざまな怒り感情(嫉妬、憎悪など)を解釈してみた。 |
2005 | 中世武家礼法における中国古典礼書の影響 | 椙山女学園大学文化情報学部紀要4巻 | 57-73 | 作法 |
武家礼書における礼記などの儒教礼書の影響部分を具体的に抽出。作法の先生対象にしてあるので論文としては平易。 |
2005 | 「驚き」の現象学 | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇36号 | 13-28 | 心理・哲学 |
驚き感情を時間体験の現象学のモデルを使って解明。驚きとは現象学的「現在」の破壊という瞬間死の体験である。 |
2004 | ロボットは他者になれるか | 椙山女学園大学文化情報学部紀要3巻 | 29-52 | 哲学・心理・工学 |
存在論的他者論としてのロボット論:ロボットにいかなる機能を付加すれば「他者」になれるか。これも「私とあなたの心理的距離」に所収 |
2003 | 会話における含意の論理・心理学的抽出モデル | 椙山女学園大学研究論集・人文科学篇34号 | 73-91 | 言語心理 |
含意を抽出する言語学的・心理学的モデル:「裏命題有効の原則」を提出 |
これ以前の心理系論文は著書「私のあなたの心理的距離」にまとめた。 | |||||
これ以前の作法系論文は著書「作法学の誕生」にまとめた。 |
5.椙山:学術機関リポジトリ |
4のリストとダブっている(少ない)が、こちらが公式のダウンロードサイト