あなたもめざそう気象予報士

「話題がないときは天気の話をすればいい」といわれるように,天気(気象)に無関心の人はいません.最近では,地球温暖化などの環境問題・エルニーニョなどによる異常気象・紫外線対策なども話題になっています.その天気予報のプロとなるのが「気象予報士」.あなたもなりませんか.

●「気象予報士」って何

気象業務法で定められている国家資格です.何の資格かっていうと,気象の「予報」(科学的観測にもとづく予想の発表)ができる資格.早い話がズバリ「天気予報」ができます.気象業務法によれば,気象予報士以外の人が天気「予報」をするとなんと最高50万円の罰金刑!.そういうわけで,テレビのお天気キャスターもその場で独自に解説ができるので「気象予報士」が増えています.予報士でない人が担当する場合は,天気予報の原稿を読むだけ.自分で読める気象情報をどう生かすか,ニュービジネスを創りだそう!

 

●気象予報士になるには

道はただ一つ.気象業務支援センターが(気象庁長官の委託を受けて)実施している気象予報士試験に合格すること.合格したらあとは登録するだけで,一生「気象予報士」でいられる(気象業務法での罰金刑を科せられたら資格を失う).臨床活動を続けていないと更新できない「臨床心理士」(しかも国家資格ではない)とは大違い.

試験は毎年1月末と8月末の日曜の年2回.特別な受験資格はないので,誰でも受験できます.「気象業務支援センター」に申し込むだけ.実際,受験者は学生から白髪の老人までさまざま.女性はキャスターを目指している風の20代がほとんど.試験地は名古屋にはないので大阪か東京に行かざるをえませんが.

試験は朝から夕方までかかり,学科(一般と専門)と実技に分れます.学科は参考書だけで勉強できるけど,実技は筆記のコツがあるので,受験スクールに行った方が確実.

学科とは,気象学の基礎知識(大学教養程度),観測・予報技術についての基礎知識.それから気象業務法を中心とした法規.マークシート式でコンピュータによる採点.

実技は,さまざまな観測資料(衛星画像や高層天気図など)をもとに,筆記形式で質問に回答する.専門家による採点.学科が合格点に達しないと採点すらされません.

合格率(定員制でないので倍率ではない)はここんとこずっと5%前後.はっきり言って難関の部類.それだけに合格した時の喜びはひとしお.

 

●気象予報の実際

インターネットで基本的・専門的な観測情報は入手できるので,自宅にいても予報業務は可能です.気象庁の予報ではカバーできない地域に密着した予報を出すことが,自立のポイントだと思います.ということは,最終的には空を見上げての観天望気の技能が重要なようです(新幹線で同席した航空気象関係者からそうアドバイスを受けた)

さあ,これから気象学の勉強を始めましょう!(←クリック)

 

●気象現象が主役のおすすめ映画(DVD):火山も気象業務の対象

タイトル

主演

テーマ

見所
ツイスター ヘレン・ハント 私たち竜巻の追っかけ 大小の竜巻のCG
パーフェクト・ストーム ジョージ・クルーニィ 天気予報を無視するとこうなる(実話が元) 嵐の大波ってすごい
ハリケーン ジョン・フォード監督 嵐が住民のいる島を砂丘に変える 1937年作だが嵐の迫力は定評