2.ザイール川(コンゴ川)
- ザイール川(コンゴ川)は、コンゴ盆地周辺の水を集めて大西洋に注ぐ大河です。
- ザイールとは、現地語のンゼレ(すべてを飲み込む川)が語源とされています。
- 全長は約4370km、ナイル川に次いでアフリカ第2位、世界では第5位の長さを誇ります。
- 流域面積は約369万km2で、アマゾン川に次いで世界第2位です。
- 主流の源流部のうち東側は、タンガニーカ湖の南の高地に発するチャンベシ川で、バングウェウル湖を経てルアプラ川となり、ムウェル湖に流入してルブア川となります。
- 西側の源流部はザンビアの国境付近のシャバ高地に発するルアラバ川で、東からのルブア川、さらにタンガニーカ湖方面からのルクガ川と合流して、赤道直下のスタンリー滝のすぐ下流にあるキサンガニに至ります。
- 河川交通が盛んで、リビングストン滝のすぐ下流のマタディまでは外洋航路の船が入れます。またキンシャサとキサンガニの間の1600キロも航行できます。
- 左の写真はザイール川を行く船から撮った地元の人のカヌーです
- 右の写真は1986年にキンシャサからバンダカまで調査用の車を船で運んだときに映したものです
- 写真に写っているのは、船の中で知り合いになった人です
- 私たちの車(ランドクルーザー)は、乗ってすぐに物干し代わりになってしまいました
- ザイール川を長距離航行する船の多くは左の写真のように、何艘か連結して航行するのが一般的です
- 途中でこうした船を連結したり、切り離したりしながら川を上り下りしていきます
- 船室に入りきらない人は、このように船の屋上で過ごす人もいます
- 沿岸に住む人たちは、定期船が通るとこうしたカヌーでやってきます
- 彼らは地元で取れた魚や農産物、獣肉などを持ってきて船の乗客に売り、手にした現金で砂糖や塩、なべや山刀などの工業製品を買っていきます
- ザイールを中心とした中央アフリカの人たちは、サルも食用にしています
- そこでこうしたサルの死体がカヌーで持ち込まれることもあります
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